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久しぶりの大雪。
道路や家の周りは除雪されても、田んぼは雪が積もったまま真っ白。
僕の絵心がムズムズして、スコップと竹ほうきで、真っ白な田んぼの雪に大きなひまわりの絵を描いた。
次の朝、登校する小学生たちが、その絵に気づいて「すごいね! 誰が描いたのかな」と話しているのが聞こえた。
その夜、僕はその隣の田んぼに、大きなUFOの絵を描いた。
翌朝、小学生たちは「これ、宇宙人が描いたんじゃない?」と大騒ぎ。
その夜、僕は、UFOの絵の隣に宇宙人を描きはじめた。
その時、頭上から強烈な光が射し、本物のUFOが降りてきた。UFOのハッチが開く。タラップから本物の宇宙人が僕に向かって手招きしている。僕は、吸い寄せられるようにタラップを上る。中に入るとハッチが閉じた。
小学校の卒業文集に「いつかUFOに乗って宇宙に行きたい」と書いた僕の夢が、17歳の冬に実現しようとしていた。
道路や家の周りは除雪されても、田んぼは雪が積もったまま真っ白。
僕の絵心がムズムズして、スコップと竹ほうきで、真っ白な田んぼの雪に大きなひまわりの絵を描いた。
次の朝、登校する小学生たちが、その絵に気づいて「すごいね! 誰が描いたのかな」と話しているのが聞こえた。
その夜、僕はその隣の田んぼに、大きなUFOの絵を描いた。
翌朝、小学生たちは「これ、宇宙人が描いたんじゃない?」と大騒ぎ。
その夜、僕は、UFOの絵の隣に宇宙人を描きはじめた。
その時、頭上から強烈な光が射し、本物のUFOが降りてきた。UFOのハッチが開く。タラップから本物の宇宙人が僕に向かって手招きしている。僕は、吸い寄せられるようにタラップを上る。中に入るとハッチが閉じた。
小学校の卒業文集に「いつかUFOに乗って宇宙に行きたい」と書いた僕の夢が、17歳の冬に実現しようとしていた。
ファンタジー
公開:24/02/10 11:08
2023年10月から参加しています。作品を読んでいただき、ありがとうございます。
最近noteへの投稿も始めました。よろしかったら、そちらもご覧ください。エッセイ、短歌なども載せています。https://note.com/real_condor254
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