新しい鍵

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度胸試しで魔女の館へと侵入した僕は綺麗な鍵を見つけ、つい持ち帰ってしまった。
後悔はない。見れば見るほど美しい鍵…その輝きは眩しくとも、目に入れても痛くない。
ずっとこの鍵を見つめていたい…そう思うと、鍵を持った手が瞳へと吸い込まれる。
僕の目の中に鍵が入った。
その日から僕の目を見つめてくる人が増えた。
僕に見つめられる為なら何だってすると懇願してきた。両親なんて寝ている僕の目を無理やり開いてきた。
皆おかしい。どうかしている。
「おかしいのはお前さ。自分を棚に上げて、何ほざいている?」
呆れた様子の魔女が僕を見つめる。
「その鍵は失敗だね。人の心を開かせるつもりが、人の心を拗らせてしまっている」
魔女は真新しい鍵を取り出し、それを僕の目に差し込んだ。
「鍵の力は封じさせてもらうよ」
魔女は去った。
僕は笑みを浮かべる。瞳の中美しい鍵が2本も浮かんでいる…これは僕の…僕だけのものだ…
公開:24/02/02 20:23

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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