銀河鉄道
0
1
「どこへ行かれますか?」
天の川に行きたくて、切符を買いに窓口へ行っただけなんだけど、そのとき、切符を差し出してくれた駅員さんの笑顔がどうしても忘れられなかった。
やっと夏休みになって、お母さんの許可ももらって、友達に会いに天の川行きの電車に乗った日のこと。
あのときの駅員さんが、スーツじゃなくて、白いTシャツと青い半ズボンを着て、偶然にも私の斜め向かい側の席に座った。
駅員さんは少し眠たそうな顔をしてる、けどなんか私をじっと見てる、そんな気もした。
声かけてみようかな…でも1ヶ月前に一瞬会っただけなのに覚えてるわけないよね…
そのまま何駅も通り過ぎて、ついに天の川駅に到着した。
やっぱり声かけられなかったな…顔だけでも見れてよかった、また出会えたらな…そうやって自分を納得させた。
「ねぇ」
「えっ」
「あのさ…今って時間ある?」
分かってたんだ、私のこと。
天の川に行きたくて、切符を買いに窓口へ行っただけなんだけど、そのとき、切符を差し出してくれた駅員さんの笑顔がどうしても忘れられなかった。
やっと夏休みになって、お母さんの許可ももらって、友達に会いに天の川行きの電車に乗った日のこと。
あのときの駅員さんが、スーツじゃなくて、白いTシャツと青い半ズボンを着て、偶然にも私の斜め向かい側の席に座った。
駅員さんは少し眠たそうな顔をしてる、けどなんか私をじっと見てる、そんな気もした。
声かけてみようかな…でも1ヶ月前に一瞬会っただけなのに覚えてるわけないよね…
そのまま何駅も通り過ぎて、ついに天の川駅に到着した。
やっぱり声かけられなかったな…顔だけでも見れてよかった、また出会えたらな…そうやって自分を納得させた。
「ねぇ」
「えっ」
「あのさ…今って時間ある?」
分かってたんだ、私のこと。
恋愛
公開:24/02/06 08:22
更新:24/02/06 17:15
更新:24/02/06 17:15
2023/10/19に参戦した新参者です。忌憚のないコメントお待ちしております。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます