絶体絶命
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「殺されてぇのかテメェ」
「いえ、も、申し訳ありません…もうしません…」
「それで、金は?」
「も、持ってきました…」
背の高い屈強な男は、抵抗したぼくを遮り、そのまま首根っこを掴んで離そうとしなかった。
「す、すいません…ちょっとお金を出しにくいので、て、手を離してもらえますか?」
男は右ポケットから拳銃を取り出し、ぼくの額に銃口を向けた。
「もう一度逃げようとしてみろ、次は容赦しねぇからな」
「はい…このままで大丈夫です…」
はぁ…考えるんだぼく。このままだとお金を払っても結局殺されちゃう。どうしよう。どうやって逃げよう…
「ドン!」
けたたましい音が響いた。薄暗いトンネルの中が一瞬、紫色に光った。そして、男は炎に包まれ動かなくなった。
「まったくもーどこ行ってたの?さ、帰るわよ」
ロケットランチャーを抱えるお母さんの背中は、とてもかっこ良かった。
「いえ、も、申し訳ありません…もうしません…」
「それで、金は?」
「も、持ってきました…」
背の高い屈強な男は、抵抗したぼくを遮り、そのまま首根っこを掴んで離そうとしなかった。
「す、すいません…ちょっとお金を出しにくいので、て、手を離してもらえますか?」
男は右ポケットから拳銃を取り出し、ぼくの額に銃口を向けた。
「もう一度逃げようとしてみろ、次は容赦しねぇからな」
「はい…このままで大丈夫です…」
はぁ…考えるんだぼく。このままだとお金を払っても結局殺されちゃう。どうしよう。どうやって逃げよう…
「ドン!」
けたたましい音が響いた。薄暗いトンネルの中が一瞬、紫色に光った。そして、男は炎に包まれ動かなくなった。
「まったくもーどこ行ってたの?さ、帰るわよ」
ロケットランチャーを抱えるお母さんの背中は、とてもかっこ良かった。
ホラー
公開:24/02/06 07:40
更新:24/03/07 21:32
更新:24/03/07 21:32
2023/10/19に参戦した新参者です。忌憚のないコメントお待ちしております。
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