多様化する支払方法

昨今では買い物をする際に様々な支払方法を選べる時代となった。
現金・スマホ・クレカ・電子マネー・ポイント…挙げればキリがない。十人十色。人の数だけ支払い方法がある。
中でも”寿命”が支払い方法の一つとして選べるようになったのは大きい。
寿命残高の表示がなく、使い切ってしまうと死んでしまうが故に扱いは難しいが、万が一の時の支払い方法として重宝された。
だがそれは大人に限っての話である。
自分達はまだ若いから大丈夫と、子ども達は寿命支払いを多用する。そして、早くに命を落とす。
大人が止めようにも一枚も二枚も上手の子ども達は目先の欲望を満たす為に寿命をすり減らす。
子どもの数が著しく減ったところで、寿命支払いは危険視され、使えなくなった。
今、寿命支払いが使えるところはかなり限られている。寿命で買えるものもかなり限られている。
私が毎日書き続けている作品のネタも寿命で買える数少ないものの一つだ。