永遠の命
2
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ある日、夢の中に神様が現れてこう言った。
『お前に永遠の命をやろう』と。
少し悩んだ私は、それを断った。
神様は驚いた顔で言った。
『何故だね。永遠の命があれば、お前はもっと生きられる。もっとたくさんの人と出会い、もっとたくさんの楽しいことを経験できる』と。
私は困ったように笑いながら、神様に言った。
「それはとても楽しそうだけど、きっと少しの間だけだ。だってそうだろう。永遠の時を生きられるのは、私かあなただけなんだから。きっと凄く寂しくて、余計に苦しんでしまいそうだ。私は、普通の人として生きたいよ」と。
神様は目を丸くして、『なら、何を望む?』と聞いた。
私は少し悩んで、「健康が欲しい。永遠の命にならない程度の」と答えた。
神様は分かったと言って、そこで目が覚めた。
翌日、幼い頃から治らなかった原因不明の難病が綺麗さっぱり治っていた。
『お前に永遠の命をやろう』と。
少し悩んだ私は、それを断った。
神様は驚いた顔で言った。
『何故だね。永遠の命があれば、お前はもっと生きられる。もっとたくさんの人と出会い、もっとたくさんの楽しいことを経験できる』と。
私は困ったように笑いながら、神様に言った。
「それはとても楽しそうだけど、きっと少しの間だけだ。だってそうだろう。永遠の時を生きられるのは、私かあなただけなんだから。きっと凄く寂しくて、余計に苦しんでしまいそうだ。私は、普通の人として生きたいよ」と。
神様は目を丸くして、『なら、何を望む?』と聞いた。
私は少し悩んで、「健康が欲しい。永遠の命にならない程度の」と答えた。
神様は分かったと言って、そこで目が覚めた。
翌日、幼い頃から治らなかった原因不明の難病が綺麗さっぱり治っていた。
その他
公開:24/01/29 07:51
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