私の恋人
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職場の人がうるさい。
独り身の私の恋愛事情について。
「いい歳なんだから」とか「孫の1人でも早く親御さんに見せてやんなさい」とか、正直余計なお世話である。
そもそも今の時代、独り身で一生を過ごす選択をする若者も多いのに、どうにも頭が固いらしい。
毎日毎日同じことを言われるのにも辟易してきた。
その日は、少し早めに上がることに。すると、また職場の人が声を掛けてくる。
「今日は早いのね。もしかして、いい人でも出来たの?」と。
私は勝ち誇ったような顔。
「そうなんです」
それだけ言って、さっさと職場を出た。
明日から根掘り葉掘り聞かれるだろうが、「個人情報なので」で押し切っていく。
きっかけは、先日ふと思い出した祖母の言葉だった。
『私が若い頃は、仕事が恋人でね…』
仕事がありなら、趣味の恋人だってありだろう。
私は足取り軽く家に帰り、推しのライブを見るのだった。
独り身の私の恋愛事情について。
「いい歳なんだから」とか「孫の1人でも早く親御さんに見せてやんなさい」とか、正直余計なお世話である。
そもそも今の時代、独り身で一生を過ごす選択をする若者も多いのに、どうにも頭が固いらしい。
毎日毎日同じことを言われるのにも辟易してきた。
その日は、少し早めに上がることに。すると、また職場の人が声を掛けてくる。
「今日は早いのね。もしかして、いい人でも出来たの?」と。
私は勝ち誇ったような顔。
「そうなんです」
それだけ言って、さっさと職場を出た。
明日から根掘り葉掘り聞かれるだろうが、「個人情報なので」で押し切っていく。
きっかけは、先日ふと思い出した祖母の言葉だった。
『私が若い頃は、仕事が恋人でね…』
仕事がありなら、趣味の恋人だってありだろう。
私は足取り軽く家に帰り、推しのライブを見るのだった。
その他
公開:24/01/15 07:53
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