雲をいただく
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「お腹がすいたなぁ~」
空を見上げて、雲発見!
ぼくはポケットから棒を取り出した。ぼくが開発した特別な棒だ。
一番上に付いている白いボタンを押すと。ひゅる~~と先端が伸びて雲に触れた。そのままくるくると動かすと、まるで蜘蛛が吐いた糸を巻き取るように絡めていく。
「今日はわたあめにしよう。」
ぼくがわたあめのボタンを押すと先端がみるみる縮んで丁度良い長さで止まった。思った通りのわたあめの形をした雲が付いている。ぱくりと口に入れると幸せな甘さが広がった。
「美味しい~」
― ― ―
「チュー!」
飼っているハムスターの声に、学者はハッ!と目を覚ました。いかんいかん、夢を見ていたらしい。
「ごめんな、チュー助。少しでも早く開発しないとな。」
この世から飢餓がなくなるように。
学者は改めて“棒”の設計図と向き合った。
空を見上げて、雲発見!
ぼくはポケットから棒を取り出した。ぼくが開発した特別な棒だ。
一番上に付いている白いボタンを押すと。ひゅる~~と先端が伸びて雲に触れた。そのままくるくると動かすと、まるで蜘蛛が吐いた糸を巻き取るように絡めていく。
「今日はわたあめにしよう。」
ぼくがわたあめのボタンを押すと先端がみるみる縮んで丁度良い長さで止まった。思った通りのわたあめの形をした雲が付いている。ぱくりと口に入れると幸せな甘さが広がった。
「美味しい~」
― ― ―
「チュー!」
飼っているハムスターの声に、学者はハッ!と目を覚ました。いかんいかん、夢を見ていたらしい。
「ごめんな、チュー助。少しでも早く開発しないとな。」
この世から飢餓がなくなるように。
学者は改めて“棒”の設計図と向き合った。
その他
公開:24/01/04 19:40
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