新しい鍵
0
1
干支の引継ぎにやってきた龍を兎は見上げる。
虎より大きなその生き物に目をまん丸くさせ、口をぽかんと開けている。
そんな兎に龍は頭を下げる。
「兎さん。2023年の干支、ご苦労様です。2024年は私が引き継がせて頂きます。あとこちら、お守りとしてお持ち帰り下さい」
龍は己の鱗を1枚剥ぐとそれを兎へ渡す。
「それを額に張れば兎さんも私のように空を駆ける事が出来ます。貴方が凄めば、その威容に虎でさえ尻尾を巻いて逃げ出すでしょう」
兎は言われた通り鱗を額に張ると空に向かって大きくジャンプする。
その勢いといったら空に浮かぶ月まで届かんばかりだった。
「これは驚きました。龍の私でも月までは飛んで行けません。もしかして、月にいる兎さん達はそうやって月に辿り着いていたのですか?」
頷く兎。龍から貰う鱗こそ、月に行く鍵である、と。
新しい鍵を手に入れた兎は、空に浮かぶ雲を足場に月まで跳んで行きましたとさ。
虎より大きなその生き物に目をまん丸くさせ、口をぽかんと開けている。
そんな兎に龍は頭を下げる。
「兎さん。2023年の干支、ご苦労様です。2024年は私が引き継がせて頂きます。あとこちら、お守りとしてお持ち帰り下さい」
龍は己の鱗を1枚剥ぐとそれを兎へ渡す。
「それを額に張れば兎さんも私のように空を駆ける事が出来ます。貴方が凄めば、その威容に虎でさえ尻尾を巻いて逃げ出すでしょう」
兎は言われた通り鱗を額に張ると空に向かって大きくジャンプする。
その勢いといったら空に浮かぶ月まで届かんばかりだった。
「これは驚きました。龍の私でも月までは飛んで行けません。もしかして、月にいる兎さん達はそうやって月に辿り着いていたのですか?」
頷く兎。龍から貰う鱗こそ、月に行く鍵である、と。
新しい鍵を手に入れた兎は、空に浮かぶ雲を足場に月まで跳んで行きましたとさ。
公開:23/12/31 21:02
yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます