ジョーク法成立

0
2

ある日、「日本人はユーモアが足りぬ」という理由で、朝の挨拶時にジョークをいうことが法律で決定された。
「おはよーぴー」とか「おはようさんさんサンマの尻尾」とか、毎日何かを付け加えないといけない。
もちろん毎日考えるのは苦痛だ。
だからジョークを考え、販売する会社が現れた。次にジョーク専門のAIを運営する会社が現れた。
そうしたジョーク産業が活発化すると、なかにはつまらないジョークを乱売する悪徳業者が現れた。面白いジョークとつまらないジョークをセットで販売する不良業者も現れた。面白いジョークをガチャの景品にする強欲業者も現れた。
苦情が増えるとともに、政府はジョークを管理するようになった。
とたんにジョークはつまらなくなった。
こうして、いまだに日本人はユーモアが足りないといわれ続けている。
SF
公開:23/12/06 11:13

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容