当事者

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父親を轢き逃げで失った娘が、
犯人を見つけるために知り合いのイタコの元を訪れた。
イタコは、
「私も精神的にショックを受けていて、
降霊できる気分じゃない」
と断ろうとした。
しかし、
「父さんの無念を晴らしたいんです」
そう訴える娘に根負けし、降霊を始めた。
少ししてイタコが父親を降ろすと、
娘は挨拶もそこそこに、
さっそく犯人について尋ねた。
するとイタコはしばらくして口を開き、
青白い顔で「あれは事故だったのよ」と言った。
その口調はイタコの本来のものだった。
ホラー
公開:23/12/07 20:03

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