口を割らせる

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「スパイを捕まえた。情報を引き出したいがこいつの口の堅さはダイヤモンド並みだ。できるか?」
ボスからの仕事の依頼。
スパイらしき男の体には拷問の痕。それでも口は真一文字に閉められている。
これで口を割らないってのは相当だな。腕が鳴る。
「ダイヤモンド並み…簡単ですよ。ダイヤモンドってのはハンマーで叩けば簡単に砕けます…こんな風にね!」
俺は男に向けてハンマーを勢いよく振り下ろす。
何かが砕けるような音とともに、男の口がだらしなく開いた。
『もー、超マジクリビツなんですけど~!これで心臓止まったらどうするつもり~。どんだけ~』
男の口ぶりにボスは目を見開く。
「さすがだな。いつもながら、その口を割る手腕は組織で一番だ。ただ…この砕けた口調はどうにかならんのか?」
ボスが頭を抱える。
「それならお茶でも飲ませてみますか?口直しに丁度いい茶葉を手に入れたんです。腹を割って話すにはいいお茶ですよ」
公開:23/11/22 21:20

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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