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仕事中私は思い出そうとしていた。
(今夜、何を食べると決めてたっけ)
記憶を辿ると、昼休み前までは覚えていたはず。
私は午前中の出来事を細かく思い出すことにした。
仕事前にゴミを出しに行ったら、曜日を守らずに燃えるゴミが捨ててあり不快になった。
運転中、老舗の蕎麦屋が改装中なのに気づき、建て替えたら老舗感がなくなるなと思った。
信号待ちをしていると、横断歩道を渡る人がファストフードのハンバーガーの袋を持っているのに目が止まり、最近食べてないなと思った。
職場のロッカーから、同僚が昼休みに食べる予定のカレーの臭いが充満していた。
ゴミの件はさておき、午前中の食べ物絡みの記憶はこんなものだろう。
だがどれもピンとはこなかった。
とうとう思い出せないまま帰宅した私。ゴミ捨て場にはまだ朝のマナー違反のゴミが残っていた。
「あ!」
私の目に入ったのは、そのゴミ袋に捨ててあった冷凍パスタの空だった。
(今夜、何を食べると決めてたっけ)
記憶を辿ると、昼休み前までは覚えていたはず。
私は午前中の出来事を細かく思い出すことにした。
仕事前にゴミを出しに行ったら、曜日を守らずに燃えるゴミが捨ててあり不快になった。
運転中、老舗の蕎麦屋が改装中なのに気づき、建て替えたら老舗感がなくなるなと思った。
信号待ちをしていると、横断歩道を渡る人がファストフードのハンバーガーの袋を持っているのに目が止まり、最近食べてないなと思った。
職場のロッカーから、同僚が昼休みに食べる予定のカレーの臭いが充満していた。
ゴミの件はさておき、午前中の食べ物絡みの記憶はこんなものだろう。
だがどれもピンとはこなかった。
とうとう思い出せないまま帰宅した私。ゴミ捨て場にはまだ朝のマナー違反のゴミが残っていた。
「あ!」
私の目に入ったのは、そのゴミ袋に捨ててあった冷凍パスタの空だった。
その他
公開:23/11/22 13:06
初めまして。昔から小説を書くのが好きでした。ショートショートの魅力に取り憑かれ、日々ネタ探しに奔走する毎日です。
小説のコンセプトは【ドアノブの静電気くらいの刺激を貴方に】です。
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
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