葉画家

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今年も紅葉の季節がやって来ました。
人間界では洋画家が有名ですが、自然界に存在する我々葉画家の果たす役割も重要です。
紅葉は、赤一色とは限りません。黄、橙、茶ーー葉の種類や形によって色が異なります。また、葉が生育する日当たりによっても違います。紅葉の名所が多い京都の嵐山や大原、貴船などでは、場所ごとに色が指定されていることはご存知でしょう。紅葉の色が急に変わると訪れた観光客が驚き、異常気象だとか人間界で大騒ぎになるからです。これらの地域の葉画家にはベテランが多く、熟練の技で緑の葉を紅葉に描きあげることが求められるのです。
そこで、全国の葉画家の皆さん、地元の紅葉をどう描くか腕の見せどころです。限られた時間しかありませんが、普段の練習の成果を発揮し、いつもと変わらない紅葉を描きあげてください。まだ慣れていない皆さんは、急いですべて紅葉にしようとせず緑のバランスを考えながら描いてみてください。
その他
公開:23/11/25 06:33
紅葉 人間界 洋画家 自然界 画家 嵐山 大原 貴船

SHUZO( 東京 )

1975年奈良県生駒市生まれ。奈良市で育つ。同志社大学経済学部卒業、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。
田丸雅智先生の作品に衝撃を受け、通勤中や休日などで創作活動に励む。
『ショートショートガーデン』で初めて自作「ネコカー」(2019年6月13日)を発表。
読んでくださった方の琴線に触れるような作品を紡ぎだすことが目標。
2022年3月26日に東京・駒場の日本近代文学館で行われた『ショートショート朗読ライブ』にて自作「寝溜め袋」「仕掛け絵本」「大輪の虹列車」が採用される。

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