ポメラニアン警察 〜実家へ帰省する〜

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私はポメラニアン警察だ。
警視総監の命令により、ポメラニアンに変身し捜査をしている。

年末は忙しく、命令で長期休暇を取った。

ずっと顔を出していない山梨の実家に帰ることにした。
しかし億劫だ。なにしろ父も元警察官。犬になったのは知っているらしいが。

『こんなにちっこくなっちまって、情けねえ。お前が犬ころになったのは知ってる。しかし犬になったからにはお前を鍛え直さないかん。』

離れにある道場に連れて行かれた。

『あいつと一本勝負だ』

「がるううう」
実家で飼っているシベリアンハスキーだ!
威厳を放ち、いまにも私を殺さんとしている。
しかし一端の警官として負けるわけには行かない!

「いくぞおお! ぐわ、どうあ! ・・・」

気がつくと私はベッドの上にいた。

「鍛え直しだ!走って帰るぞ!」

『へっ、少しは気合が入ったか』

その後私は、談合坂SAで倒れているところを発見された。
ファンタジー
公開:23/11/24 16:52
更新:23/11/24 17:11
ポメラニアン警察 連載

空飛びペンギン( 関東 )

ご覧いただきありがとうございます。

俳優業の傍ら、趣味でショートショートを製作しています。
田丸先生の書籍を読んでから、楽しく作っております。
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名作文学の朗読Youtubeを行っています。
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