肉マニア【微閲覧注意】
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「おい、食え」
田崎は焼いた肉を俺の口元へ運ぶ。手足を縛られている俺はそれを食らうしかなかった。
「何の肉わかるか?」
「……山羊だ」
「おお、流石肉マニアと呼ばれているだけありますね」
「それより早くほどけよ」
「そんな焦っちゃいけないですよ」
田崎はにやにやしながら別の肉を俺に食べさせた。
「犬の肉かよ。しかも野良。こんなクソみたいなもん食わすんじゃねえよ」
「そこまでわかるのですか。やっぱり餌によって味は変わるんですねえ。では次をどうぞ」
絶対コイツただじゃおかねえ。俺は次の肉を噛む。そして気付いてしまった。俺は思わず嘔吐する。吐瀉物の中には先ほど食べていた肉だった物もまじっているようだった。
「おや、吐いてはいけませんよ」
「てめえ!人間食わせやがったな!」
「正確には人間といっても加藤さんのお肉ですがね」
「…てめえ!絶対許さねえ!」
よくも俺の婚約者を食わせやがって。
田崎は焼いた肉を俺の口元へ運ぶ。手足を縛られている俺はそれを食らうしかなかった。
「何の肉わかるか?」
「……山羊だ」
「おお、流石肉マニアと呼ばれているだけありますね」
「それより早くほどけよ」
「そんな焦っちゃいけないですよ」
田崎はにやにやしながら別の肉を俺に食べさせた。
「犬の肉かよ。しかも野良。こんなクソみたいなもん食わすんじゃねえよ」
「そこまでわかるのですか。やっぱり餌によって味は変わるんですねえ。では次をどうぞ」
絶対コイツただじゃおかねえ。俺は次の肉を噛む。そして気付いてしまった。俺は思わず嘔吐する。吐瀉物の中には先ほど食べていた肉だった物もまじっているようだった。
「おや、吐いてはいけませんよ」
「てめえ!人間食わせやがったな!」
「正確には人間といっても加藤さんのお肉ですがね」
「…てめえ!絶対許さねえ!」
よくも俺の婚約者を食わせやがって。
その他
公開:23/11/23 22:34
更新:23/11/24 05:34
更新:23/11/24 05:34
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