猫とビール
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山登りの後のビールは最高だ!不意に黒ビールが飲みたくなった。あの見た目といい、芳醇な香りといい、コクのある味がたまらないのだ。
帰りによく知る酒屋へ寄ることにした。日が暮れたばかりだし、まだ開いているだろう。その道すがら、山を下っていくごとに輝き始める都会の遠景に、ひとり心を躍らせている。
そしてやっと麓にある店に着いたのだが、なぜか閉まっていた。せっかく楽しみに来たというのに。看板には「本日は休業します」と書かれていた。
あぁ…なんか疲れたなぁ… ここにきて、グッと疲れが押し寄せてきた最中、ふとポツンと佇む街頭へ目を留めると、猫がこっちを見ているではないか。
なんだ、藪から棒に…近くのベンチで休憩していると、その猫は店の入口まで行き、ドアの下の小さな扉から中へ入っていった。
すると店主が窓から顔を覗かせてこう言ったのだ。
「待ってましたよ」
不思議なこともあるものだなー
帰りによく知る酒屋へ寄ることにした。日が暮れたばかりだし、まだ開いているだろう。その道すがら、山を下っていくごとに輝き始める都会の遠景に、ひとり心を躍らせている。
そしてやっと麓にある店に着いたのだが、なぜか閉まっていた。せっかく楽しみに来たというのに。看板には「本日は休業します」と書かれていた。
あぁ…なんか疲れたなぁ… ここにきて、グッと疲れが押し寄せてきた最中、ふとポツンと佇む街頭へ目を留めると、猫がこっちを見ているではないか。
なんだ、藪から棒に…近くのベンチで休憩していると、その猫は店の入口まで行き、ドアの下の小さな扉から中へ入っていった。
すると店主が窓から顔を覗かせてこう言ったのだ。
「待ってましたよ」
不思議なこともあるものだなー
ホラー
公開:23/11/19 11:07
更新:23/11/19 11:09
更新:23/11/19 11:09
2023/10/19に参戦した新参者です。忌憚のないコメントお待ちしております。
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