ボトルブレイバー
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「魔王クラフトはあるかい?」
酒場で勇者がバーテンに尋ねた。
「禍々しく熟成されています」
バーテンが1本のビール瓶をとりだす。瓶の中に帆船が見えた。
「背筋が凍る位、キンキンに冷えてやがる」
魔王クラフトは討伐した魔王が作ったビール。ビール党の魔王が100本のビールに災厄を詰め、世界中にばらまいた。
「いただこう」
魔王クラフトを勇者がごくりと飲むと、そこは嵐の海の船上だった。
「愚かな勇者め」
甲板には海賊姿の髑髏が。戦闘開始。激しく波が砕ける。髑髏は六刀流で手強く、船酔いと悪酔いもひどい。
「トドメだ」
その時だ。悪天候が回復したのは。誰かいる。
「私は魔法使いブルワー。ビールのイメージを具現化する者」
勇者が骸骨を剣で斬ると、酒場へと戻った。
「助かった」
「旅に同行させてください」
こうして、ブルワーが仲間となった。
「では、出発を」
勇者は首を振る。
「宿屋で酒を抜いてからね」
酒場で勇者がバーテンに尋ねた。
「禍々しく熟成されています」
バーテンが1本のビール瓶をとりだす。瓶の中に帆船が見えた。
「背筋が凍る位、キンキンに冷えてやがる」
魔王クラフトは討伐した魔王が作ったビール。ビール党の魔王が100本のビールに災厄を詰め、世界中にばらまいた。
「いただこう」
魔王クラフトを勇者がごくりと飲むと、そこは嵐の海の船上だった。
「愚かな勇者め」
甲板には海賊姿の髑髏が。戦闘開始。激しく波が砕ける。髑髏は六刀流で手強く、船酔いと悪酔いもひどい。
「トドメだ」
その時だ。悪天候が回復したのは。誰かいる。
「私は魔法使いブルワー。ビールのイメージを具現化する者」
勇者が骸骨を剣で斬ると、酒場へと戻った。
「助かった」
「旅に同行させてください」
こうして、ブルワーが仲間となった。
「では、出発を」
勇者は首を振る。
「宿屋で酒を抜いてからね」
ファンタジー
公開:23/11/16 23:36
★そるとばたあの400字SSは、ことば遊びと文章のリズムにこだわり、音を体感できる物語がコンセプトです!
★第19回坊っちゃん文学賞大賞『ジャイアントキリン群』
★2025年12月、2冊同時刊行の電子書籍
『3分間のまどろみ カプセルストーリー』(Gakken)に『恐竜バーガー』寄稿。
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の選択』、六文字の返信ほか)
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ショートショートの可能性と豊かさが詰まったアンソロジーですのでぜひ!
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そるとばたあ