既知感覚スイーツ

既知感覚スイーツとして若者に”お饅頭”を勧めてみるとこれが大当たり。
今、若者を中心に饅頭ブームが来ている。
饅頭なんてダサい？
いやいや。それは古い考えだ。
饅頭は丸っこくてカワイイ！
それが今の若者の共通認識で、苺大福なんてSNS映えするネオ和菓子の筆頭である。
「羊羹が今、若者に人気が高い」
少し前にそう聞いた時から、そろそろ来るんじゃないかと思っていた。
スポーツ羊羹みたく、勉強の合間に丁度いい糖分摂取が出来るようプチ饅頭を作っては、受験生の強い味方だと強調した。
そしたらこれが大当たり。今やスポーツのお供に羊羹。デスクワークのお供に饅頭とさえ言われている。
新感覚なんて謳うから、少しでも想像できる味だとがっかりされるんだ。
既知感覚として、知っている味を食べてもらう事で、若者に和菓子のエモさを知ってもらえる。
言うなれば新感覚ならぬ、温故知新感覚。知られているからこその強みだ。