記憶旅行店
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自分の人生で一番幸せだった頃に行くことができる「記憶旅行」がブームになった。
特別な椅子に座って、特別な装置をつけるだけで旅ができるらしい。
1年前に予約を取ったのだが、ようやく自分の番が回ってきた。
「本日は記憶旅行をご利用いただき、誠にありがとうございます。それではさっそく、」
小学生の頃の、毎日のように友達と遊んでた日々か、高校生の頃の、初めての彼女とデートをした日々か。
いつの記憶に行けるのだろうか。期待で胸が膨らむ。
俺は椅子に座り、装置をつけて、いざ旅へ、、、
、、、行くことが出来なかった。
いつまで経っても変化がない。
「おかしいなぁ。こんなの初めてです。」
店員も困惑しているようだった。
すると、店員は何かに気づいたように手を叩き、
「あっ分かった、分かりましたよ!あなた、今が一番幸せなんじゃないですか?」
そういえば予約してから一年の間に結婚して子供ができて、、、
特別な椅子に座って、特別な装置をつけるだけで旅ができるらしい。
1年前に予約を取ったのだが、ようやく自分の番が回ってきた。
「本日は記憶旅行をご利用いただき、誠にありがとうございます。それではさっそく、」
小学生の頃の、毎日のように友達と遊んでた日々か、高校生の頃の、初めての彼女とデートをした日々か。
いつの記憶に行けるのだろうか。期待で胸が膨らむ。
俺は椅子に座り、装置をつけて、いざ旅へ、、、
、、、行くことが出来なかった。
いつまで経っても変化がない。
「おかしいなぁ。こんなの初めてです。」
店員も困惑しているようだった。
すると、店員は何かに気づいたように手を叩き、
「あっ分かった、分かりましたよ!あなた、今が一番幸せなんじゃないですか?」
そういえば予約してから一年の間に結婚して子供ができて、、、
ファンタジー
公開:23/03/08 21:17
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