旅GUN(リョガン)
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僕と彼女は、花火大会を見る為T市へ旅行に出掛けた。だが、友人から聞いた宿泊施設は銃の形をしていた。六室ある部屋も全て弾倉の形で、どれも一人部屋らしい。
どうやら"旅館”と"旅GUN”を聞き違えたようだ。
女将に案内された部屋の番号は、僕が"リの壱”で彼女が"リの弐”。リボルバーの1発目と2発目?弾丸ツアーでもないのに弾丸になるとは思わなかった。
しかも仕掛けがあり、緊急時には脱出出来るよう本当に発射されるという。そしてそれは、花火の夜に起きたのだ。
傾斜地に加えグリップだけで立つ造りに無理があったのか、建物は後ろへ倒れ、僕と彼女は立て続けに夜空へ放たれた。
「こんな近くで…綺麗」
花火に照らされながら言う彼女の横顔を見て、僕は決心した。
「今回の旅で決めた!絶対君を幸せにする!」
隣で一緒に温泉に浸かる彼女に言うと、鼻先に湯が直撃した。
それは、彼女が両手で作った水鉄砲から放たれたのだ。
どうやら"旅館”と"旅GUN”を聞き違えたようだ。
女将に案内された部屋の番号は、僕が"リの壱”で彼女が"リの弐”。リボルバーの1発目と2発目?弾丸ツアーでもないのに弾丸になるとは思わなかった。
しかも仕掛けがあり、緊急時には脱出出来るよう本当に発射されるという。そしてそれは、花火の夜に起きたのだ。
傾斜地に加えグリップだけで立つ造りに無理があったのか、建物は後ろへ倒れ、僕と彼女は立て続けに夜空へ放たれた。
「こんな近くで…綺麗」
花火に照らされながら言う彼女の横顔を見て、僕は決心した。
「今回の旅で決めた!絶対君を幸せにする!」
隣で一緒に温泉に浸かる彼女に言うと、鼻先に湯が直撃した。
それは、彼女が両手で作った水鉄砲から放たれたのだ。
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公開:23/03/03 17:49
更新:23/03/03 19:00
更新:23/03/03 19:00
プチコン
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