星の降る旅
2
6
その雪の日、初めて宇宙旅行をした。
学校の休み時間にベランダへ出てたんだけど、上から下への雪の動きを眺めてるうちに、何だかこっちが上っていってる様な気分になったんだ。でも、すぐに本当に上っている事に気がついた。
急いで教室に戻ったけど次の授業が始まる頃には窓の外が真っ暗で、降っている様に見えたのは雪でなく、そこで輝いている星々だった。
「凄い!どこまで行くんだ!」
クラス中が燥ぎ出し先生に怒られながら授業が進み、給食という名の宇宙食を食べ終えた頃、暗闇の中に赤い点が見えてきた。
それは"蠍の火”で、そこで初めてのキャンプファイヤーをやる予定だったけど、着いた頃には下校のチャイムが鳴り、外は明るくなって星々は消えていた。
「残念…」
ベランダに出ると降り積もった雪が見えた。
「あれ?まだ太陽がこんな…」
先生が言うには着陸地点を間違えたらしい。
こうして、初めての修学旅行は南極になった。
学校の休み時間にベランダへ出てたんだけど、上から下への雪の動きを眺めてるうちに、何だかこっちが上っていってる様な気分になったんだ。でも、すぐに本当に上っている事に気がついた。
急いで教室に戻ったけど次の授業が始まる頃には窓の外が真っ暗で、降っている様に見えたのは雪でなく、そこで輝いている星々だった。
「凄い!どこまで行くんだ!」
クラス中が燥ぎ出し先生に怒られながら授業が進み、給食という名の宇宙食を食べ終えた頃、暗闇の中に赤い点が見えてきた。
それは"蠍の火”で、そこで初めてのキャンプファイヤーをやる予定だったけど、着いた頃には下校のチャイムが鳴り、外は明るくなって星々は消えていた。
「残念…」
ベランダに出ると降り積もった雪が見えた。
「あれ?まだ太陽がこんな…」
先生が言うには着陸地点を間違えたらしい。
こうして、初めての修学旅行は南極になった。
ファンタジー
公開:23/03/02 08:25
更新:23/03/02 20:18
更新:23/03/02 20:18
プチコン
旅
ログインするとコメントを投稿できます