自動反応のカラーコーン

よく駐車場などに置いてある、カラーコーンの自動反応式が出た。障害者が車を止めようとすると、コーンが身を引いて止めやすくさせた。逆に健常者が止めようとしても、不動の状態で止めさせなかった。
単に見かけだけではなく、それを洞察する力が備わっているのであった。全国の駐車場でこのカラーコーンを導入し始めた。

車上荒らしをする男がいた。無人の駐車場だったので、その男も大胆に金目の物を盗んで犯行は大成功かと思われた。しかしカラーコーンが空を飛び、尖った先端を男の頭にぶつけた。男は意識を失い後にやってきた警察に逮捕された。この事件解決の後、よりカラーコーンの名声は高まった。

ある日駐車場でかなり危ない運転をする車がいた。カラーコーンは運転席の窓ガラスにぶつかり警告した。しかし動揺した運転手はポールに車をぶつけ死んでしまった。
その後このカラーコーンは全部撤去されることになった。少し惜しい話でもある。