独占欲の強い僕の彼女

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「ただいまー」
コンビニから戻ってきた彼女は商品の入った袋ではなく、人形の首根っこを掴んでいた。それは何?
「こいつ、メリーさん。さっき電話でキミのこと誘惑してきたから、思わず捕まえて来ちゃった」
彼女はメリーさんに目を合わせる。
「ねぇ、メリーさん。お話ししましょう。私ね、彼に近付く女が許せないの。そんな奴がいたら、何の目的か聞きたくて仕方がなくなるの。ねぇ、メリーさん?その包丁は何?それで彼を殺すつもり?ダメよ。彼の命は私のもの。あなたには彼の髪の毛一本たりとも渡さないわ。ううん…あなただけじゃない。トイレの花子さん、口裂け女、紫ババア、八尺様…彼に近付く女はいっぱいいたわ。でもね、彼女達も話せば分かってくれたの。だからね、あたなも私とお話ししましょう?」
彼女はメリーさんを連れ、部屋に戻った。僕はあの部屋から出てきた怪異を見た事がない…
あの部屋から出てくるのは怪異の悲鳴だけだ。
公開:23/02/24 20:56

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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