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話しかけてきたのはスーツを着た、いかにもビジネスマンといった、不気味な笑顔の男だった。
「君、今成績が上がらなくて困ってるでしょ。君はラッキーだ。この装置を頭につけるだけで劇的に成績が伸びるぞ。お代はいらない」
男はヘアピンのようなものを差し出してきた。
つけるだけで成績が上がる?そんな旨い話あるわけない。
...。
欲しい。
結局俺はその装置をもらった。
家に帰り、早速その装置を着けてみると、すらすら問題が解けるようになっている。
すごい!すごいぞ!
そして俺はそのまま装置を使って、日本一の大学にも入学することができた。
こんなすごい装置自分だけ使うのはもったいない!
みんなにも配ろう!
すると、手からにゅるりとあのヘアピンが生き物のように生まれてきた。
そんなことはどうでもいい。
みんなに配ろう。
身だしなみを整えようと鏡を見ると、不気味な笑顔の男がいた。
「君、今成績が上がらなくて困ってるでしょ。君はラッキーだ。この装置を頭につけるだけで劇的に成績が伸びるぞ。お代はいらない」
男はヘアピンのようなものを差し出してきた。
つけるだけで成績が上がる?そんな旨い話あるわけない。
...。
欲しい。
結局俺はその装置をもらった。
家に帰り、早速その装置を着けてみると、すらすら問題が解けるようになっている。
すごい!すごいぞ!
そして俺はそのまま装置を使って、日本一の大学にも入学することができた。
こんなすごい装置自分だけ使うのはもったいない!
みんなにも配ろう!
すると、手からにゅるりとあのヘアピンが生き物のように生まれてきた。
そんなことはどうでもいい。
みんなに配ろう。
身だしなみを整えようと鏡を見ると、不気味な笑顔の男がいた。
SF
公開:23/02/23 11:24
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