反チャーハン
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俺はいわゆる反抗期だ。親がムカついて仕方がない。そんな俺だが、親には一応感謝はしているんだ。毎日、学校に遅刻しないように朝起こしてくれたり、ご飯を作ってくれたりしている。だが素直になれないんだ。
ある日の事だった。父さんと母さんは、親戚の家に行くことになった。帰りは遅くなるらしい。だから俺は、夜ご飯を作っておくことにした。
大した料理はできない。色々ネットや料理本で調べてみたが、できそうなのはチャーハンくらいだった。四苦八苦しながらも一生懸命作ったチャーハンだったが、結構上手くできたと思う。
親が帰って来た。
「ただいま」
「飯できてる。チャーハンだけどな」
「あら、ありがとう」
そして一口食べて美味しいと言ってくれた。嬉しくなった。
「あーあー、もっとゆっくりしてこいよな。一人の時間楽しかったのに」
素直になれない。そんな自分がなんか嫌い。これじゃ反抗チャーハン。反チャーハンだ。
ある日の事だった。父さんと母さんは、親戚の家に行くことになった。帰りは遅くなるらしい。だから俺は、夜ご飯を作っておくことにした。
大した料理はできない。色々ネットや料理本で調べてみたが、できそうなのはチャーハンくらいだった。四苦八苦しながらも一生懸命作ったチャーハンだったが、結構上手くできたと思う。
親が帰って来た。
「ただいま」
「飯できてる。チャーハンだけどな」
「あら、ありがとう」
そして一口食べて美味しいと言ってくれた。嬉しくなった。
「あーあー、もっとゆっくりしてこいよな。一人の時間楽しかったのに」
素直になれない。そんな自分がなんか嫌い。これじゃ反抗チャーハン。反チャーハンだ。
公開:23/02/22 09:38
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