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「コンビニ動物園って知ってるか?」
「……なにそれ?」
「え? 知らないのか? ほら、こっちこいよ」
そう言って俺の手を引いてベンチから立たせると、そのまま走り出す哲也。
「ちょっ! どこ行くんだよ!」
「いいからついて来いって!」
「おいっ! だから俺は行かないって言ってるだろ!」
そんな俺の言葉も聞かず、どんどん走っていく哲也。仕方なく走る俺。
行ってみると、小さな一廓に店があり、動物の吼え声が聞こえてきた。
それはまさに動物の声をサンプリングして作ったような音で、 なんとも不思議な感覚だった。
そしてその店のレジの前には、ライオンやゾウなどの様々な動物ホログラムがいた。
どれも本物のようにリアルに再現されており、 ビックリ仰天である。
俺はそこでパンダの形をしたクッキーを買って帰った。
そして、いまも、近くの竹林から竹をくすねて、クッキーを飼っている。
「……なにそれ?」
「え? 知らないのか? ほら、こっちこいよ」
そう言って俺の手を引いてベンチから立たせると、そのまま走り出す哲也。
「ちょっ! どこ行くんだよ!」
「いいからついて来いって!」
「おいっ! だから俺は行かないって言ってるだろ!」
そんな俺の言葉も聞かず、どんどん走っていく哲也。仕方なく走る俺。
行ってみると、小さな一廓に店があり、動物の吼え声が聞こえてきた。
それはまさに動物の声をサンプリングして作ったような音で、 なんとも不思議な感覚だった。
そしてその店のレジの前には、ライオンやゾウなどの様々な動物ホログラムがいた。
どれも本物のようにリアルに再現されており、 ビックリ仰天である。
俺はそこでパンダの形をしたクッキーを買って帰った。
そして、いまも、近くの竹林から竹をくすねて、クッキーを飼っている。
ファンタジー
公開:23/02/18 05:10
SSnote
動物園
コンビニ
ホログラム
カクヨムで『日々の事柄』を連載中。
2022年からエッセイストになるため修行しているが、
広島のサンモールで一部のエッセイが掲示されたことがある。
Novel Days では『Ingress――日常を冒険しよう』のPVが
13,000を突破している。
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