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黒い衝撃波が襲い掛かる。
しかし、その瞬間、
――ガキィンッ! という甲高い音が鳴り響き、衝撃波は跡形もなく霧散した。
それは、アヴィスの振るった大剣から発せられた音だった。
そして、衝撃波をかき消したのは、彼の固有能力である防御の力によるものだ。
彼はその能力を使い、シェリアの魔法攻撃を防いだのだ。
多少なりともダメージを負ったらしく、アヴィスは苦悶の表情を浮かべていた。
それでも彼はすぐに態勢を立て直すと、今度はこちらに向かって駆け出してきた。
シェリアは再び無数の闇の矢を放つも、先程と同じように簡単に掻き消されてしまう。
アヴィスは春塵のように、距離を縮める。
あまりの速さに、シェリアは息を飲む。
「くらええぇぇっ!」
「穿てえぇぇっ!」
そんな叫び声と共に互いの魔法が衝突し、激しい爆発が巻き起こる。
「シェリア、現在8点!」
審査員が点数を叫ぶ。
試合はいま、たけなわだ。
しかし、その瞬間、
――ガキィンッ! という甲高い音が鳴り響き、衝撃波は跡形もなく霧散した。
それは、アヴィスの振るった大剣から発せられた音だった。
そして、衝撃波をかき消したのは、彼の固有能力である防御の力によるものだ。
彼はその能力を使い、シェリアの魔法攻撃を防いだのだ。
多少なりともダメージを負ったらしく、アヴィスは苦悶の表情を浮かべていた。
それでも彼はすぐに態勢を立て直すと、今度はこちらに向かって駆け出してきた。
シェリアは再び無数の闇の矢を放つも、先程と同じように簡単に掻き消されてしまう。
アヴィスは春塵のように、距離を縮める。
あまりの速さに、シェリアは息を飲む。
「くらええぇぇっ!」
「穿てえぇぇっ!」
そんな叫び声と共に互いの魔法が衝突し、激しい爆発が巻き起こる。
「シェリア、現在8点!」
審査員が点数を叫ぶ。
試合はいま、たけなわだ。
ファンタジー
公開:23/02/19 05:10
SSnote
黒い
衝撃波
試合
カクヨムで『日々の事柄』を連載中。
2022年からエッセイストになるため修行しているが、
広島のサンモールで一部のエッセイが掲示されたことがある。
Novel Days では『Ingress――日常を冒険しよう』のPVが
13,000を突破している。
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