恋
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「あの~、すみません」
「なんですか?」
「この黒猫神社で買ったお守り、効果が無かったんですけど・・・」
「なるほど。ちなみにお聞きしますが、あなたに特定の恋人はいらっしゃいますか?」
「い、いませんよ。恋人が出来ないからお守りの効果が無いと言っている訳ですし・・・」
「いえ、効果はちゃんと出ています。だってあなた、これまでに結婚詐欺に引っかかっていないでしょ。ちゃんと悪い虫の毒牙から守ってくれています」
「えっ、これは恋愛を成就させてくれるお守りではないのですか?」
「当たり前です。お守りは害悪からの攻撃に目を光らせ、攻撃があれば盾の役目をするセキュリティーグッズなのですから」
「確かに」
「それに誰彼構わず異性を捕まえたいだけなら手に接着剤をつけてその人物と握手をすれば済む話です」
「うふっ、その点は大丈夫ですよ。もうやっています」
「えっ、・・手がくっついて離れない。まさか、あなた」
「なんですか?」
「この黒猫神社で買ったお守り、効果が無かったんですけど・・・」
「なるほど。ちなみにお聞きしますが、あなたに特定の恋人はいらっしゃいますか?」
「い、いませんよ。恋人が出来ないからお守りの効果が無いと言っている訳ですし・・・」
「いえ、効果はちゃんと出ています。だってあなた、これまでに結婚詐欺に引っかかっていないでしょ。ちゃんと悪い虫の毒牙から守ってくれています」
「えっ、これは恋愛を成就させてくれるお守りではないのですか?」
「当たり前です。お守りは害悪からの攻撃に目を光らせ、攻撃があれば盾の役目をするセキュリティーグッズなのですから」
「確かに」
「それに誰彼構わず異性を捕まえたいだけなら手に接着剤をつけてその人物と握手をすれば済む話です」
「うふっ、その点は大丈夫ですよ。もうやっています」
「えっ、・・手がくっついて離れない。まさか、あなた」
公開:23/02/14 21:11
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