恋

「先生、私はもう駄目です。ゴホッ、ゴホッ。生きる気力がなくなりました」
「何を言っているんだ、京子君。諦めるな。ここで諦めたら今までなんのために頑張って来たのか分からなくなるぞ」
「先生、もう、良いんです。もう、私は誰かの足手まといになんかなりたくありません」
「何を言っているんだ、京子君。君ならまだ人生をやり直せる。先生と一緒に頑張ろう。応援する」
「先生！！私、もう少し生きてみます」
「そうだ、その意気だ。定期テストで100点から99点になった事なんて気にするな。まだやり直せる」
「先生！！」