猫好き社長と豪華客船
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船が出向してすぐの事だ。にゃーと鳴く声がどこかから聞こえたので、辺りを探してみると子猫がいた。その瞳はとても愛らしく、私の心を掴んで離さなかった。
「どうした?迷い込んだか?」
「にゃー」
「そうか。迷ったか。でも船は出向してしまった。引き返すわけにはいかないから、お前も一緒に豪華客船の旅をしよう。小さなゲストとして招待しよう」
「にゃー」
ああ、なんて可愛いんだ。私は猫好きだ。船を降りたら飼うことにしよう。
それからパーティー会場では、猫は大人気になった。子供達に触られている。その時だった。一人の女の子が言った。
「私。この子、飼いたい」
えっ……。私が飼うつもりでいたのに。譲りたくない。でも……
「猫ちゃん。私と来る?」
「にゃー」
こんなに懐いているし……。私は諦めた。
「じゃあ幸せにしてあげてくれるかい?」
「うん!!」
私は船を降りる前にもう一度だけモフモフして、別れを惜しんだ。
「どうした?迷い込んだか?」
「にゃー」
「そうか。迷ったか。でも船は出向してしまった。引き返すわけにはいかないから、お前も一緒に豪華客船の旅をしよう。小さなゲストとして招待しよう」
「にゃー」
ああ、なんて可愛いんだ。私は猫好きだ。船を降りたら飼うことにしよう。
それからパーティー会場では、猫は大人気になった。子供達に触られている。その時だった。一人の女の子が言った。
「私。この子、飼いたい」
えっ……。私が飼うつもりでいたのに。譲りたくない。でも……
「猫ちゃん。私と来る?」
「にゃー」
こんなに懐いているし……。私は諦めた。
「じゃあ幸せにしてあげてくれるかい?」
「うん!!」
私は船を降りる前にもう一度だけモフモフして、別れを惜しんだ。
公開:23/02/15 08:56
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