恋
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「ねえ、あなた。私の事、好き?」
「ああ、好きだよ。君は僕の事、どのくらい好き?」
「それはね、
あなたが五歳の時、8月15日の13時18分に友人と木に登っていたら足元の枝が折れて地面に叩きつけられていたわね。もう、あなたったらドジっ子さん。
他にはあなたが16歳の時、9月20日と21日の夕方、好きな女性の家を特定しようとこっそり尾行をしていたわよね。後日、彼女の交友関係も事細かく調べ上げ、メモをしていたのを覚えているわ。まさか、あの時の行動が今の刑事の職につながるとは私も思っていなかったけど。
あとは、あなたが20歳の時、8月9日の20時10分、子供をひき逃げしていたわよね。一緒に乗っていた友人に大金を渡して身代わりに刑務所に行って貰っているんだったかしら。私はあなたの事なら何でも知っているのよ。勿論、あなたが今、私を殺そうとしている事やどんなアリバイ工作を用意しているのかもね」
「ああ、好きだよ。君は僕の事、どのくらい好き?」
「それはね、
あなたが五歳の時、8月15日の13時18分に友人と木に登っていたら足元の枝が折れて地面に叩きつけられていたわね。もう、あなたったらドジっ子さん。
他にはあなたが16歳の時、9月20日と21日の夕方、好きな女性の家を特定しようとこっそり尾行をしていたわよね。後日、彼女の交友関係も事細かく調べ上げ、メモをしていたのを覚えているわ。まさか、あの時の行動が今の刑事の職につながるとは私も思っていなかったけど。
あとは、あなたが20歳の時、8月9日の20時10分、子供をひき逃げしていたわよね。一緒に乗っていた友人に大金を渡して身代わりに刑務所に行って貰っているんだったかしら。私はあなたの事なら何でも知っているのよ。勿論、あなたが今、私を殺そうとしている事やどんなアリバイ工作を用意しているのかもね」
公開:23/02/14 22:10
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