セリ市

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プロ野球のドラフト制度は廃止して、セリ市をすることとなった。
プロに入れそうな有望選手が会場に集まり、プロ球団がセリをして一番高い金額を出した球団に入るというのが基本ルールだった。
契約金や年俸の上限は決められていたため、魅力の高い選手は重複することもあった。その場合は選手自らがクジを引き、引いた球団に選手の異存がなければ入ることとなった。だから必ずしも人気球団や、金のある球団が有利というわけでもなかった。
アイドル枠というのもあり、実力はイマイチでも甲子園大会などでそれなりに活躍したルックスのいい選手は、その枠で入団した。女性客やグッズの売り上げに貢献するからそれなりにいい年俸を貰えたが、腹が出てはいけないハゲてはいけないと厳しい制約もあった。
大リーグ養成枠というのもあった。大リーグに高値で売り込むために育て上げるのである。
批判も多い制度だが選手は商品なのだからいいのだろうとなった。
その他
公開:23/02/09 23:22

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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