背中を押す手が震えていた
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気づいてあげられなくてごめん。
僕は君がいじめられている間、平然と過ごしていた。君の心はすでに壊れていた。
なのに僕は……。君のそばにいてあげることしかできないんだ。
もちろんありとあらゆる手は尽くした。いじめていた奴らにやめるように言った。先生にも報告した。大事になればなるほど、君はもうやめて。大丈夫だからと言った。
「大丈夫じゃない。いじめは生命に関わることだ。だから絶対に中途半端にしてはいけないんだ」
君の様子がなんだかおかしかったから、こっそりと後を付けた。すると君は学校の屋上に行き、柵を乗り越えた。
「何をやってるんだ!!やめろ!!落ちるぞ!!」
「来ないで!!私なんかいないほうがいい。死んだ方が良いんだ」
「馬鹿な事言うな。もし君が死んだら僕は、一生苦しむ。君に生きていて欲しいんだ」
君はようやく説得に応じて思い留まってくれた。泣く君の背中をそっと支えながら僕の手は震えていた。
僕は君がいじめられている間、平然と過ごしていた。君の心はすでに壊れていた。
なのに僕は……。君のそばにいてあげることしかできないんだ。
もちろんありとあらゆる手は尽くした。いじめていた奴らにやめるように言った。先生にも報告した。大事になればなるほど、君はもうやめて。大丈夫だからと言った。
「大丈夫じゃない。いじめは生命に関わることだ。だから絶対に中途半端にしてはいけないんだ」
君の様子がなんだかおかしかったから、こっそりと後を付けた。すると君は学校の屋上に行き、柵を乗り越えた。
「何をやってるんだ!!やめろ!!落ちるぞ!!」
「来ないで!!私なんかいないほうがいい。死んだ方が良いんだ」
「馬鹿な事言うな。もし君が死んだら僕は、一生苦しむ。君に生きていて欲しいんだ」
君はようやく説得に応じて思い留まってくれた。泣く君の背中をそっと支えながら僕の手は震えていた。
公開:23/02/09 11:12
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