木漏れ日に包まれて
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この森には妖精が住んでいる。なんてそんなことを言われたとしても、信じてしまいそうになるほどに神秘的な森だった。上を見上げると木漏れ日の光が差し込んできて、思わず見惚れてしまう。
目的はキノコだった。キノコ採りに来たが、キノコよりもこの絶景が素晴らしくて、私は写真を撮りまくっていた。
「いつまで写真ばかり撮ってるんだよ。肝心のキノコ探そうぜ」
「ああ、うん」
一緒に来た幼馴染の尋がやれやれと言った表情で私を見て奥の方へと進んでいく。尋はいつだって私の先を進んでいく。小さい頃、一緒に迷子になった時も尋に付いて行ってなんとかなった。小学生の頃は、一緒にサッカーしてたし。ああ、なんだか大人になってからもこうやって尋の後ろを私は、ずっと付いていくんだな。
「おい、何やってんだよ。置いていくぞ」
「うん。今行く」
なんだかんだ文句を言いながらも、いつまででも待っていてくれるくせに。私の顔は笑っていた。
目的はキノコだった。キノコ採りに来たが、キノコよりもこの絶景が素晴らしくて、私は写真を撮りまくっていた。
「いつまで写真ばかり撮ってるんだよ。肝心のキノコ探そうぜ」
「ああ、うん」
一緒に来た幼馴染の尋がやれやれと言った表情で私を見て奥の方へと進んでいく。尋はいつだって私の先を進んでいく。小さい頃、一緒に迷子になった時も尋に付いて行ってなんとかなった。小学生の頃は、一緒にサッカーしてたし。ああ、なんだか大人になってからもこうやって尋の後ろを私は、ずっと付いていくんだな。
「おい、何やってんだよ。置いていくぞ」
「うん。今行く」
なんだかんだ文句を言いながらも、いつまででも待っていてくれるくせに。私の顔は笑っていた。
公開:23/02/06 09:28
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