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入社見習いに来たエイチくんに、
おっちょこちょい株式会社社長の
エヌ氏は、そっくり返っていった。
「アルバイトも、ある場合とない場合とがある」
あまりにキレイなギャグだったので、
エイチくんはマジメな顔でうなずき、
「それで、ぼくはなにをすれば?」
エヌ氏は、ギャグがウケなかったので
ガックリ来たが、
気を取り直して言った。
「待合室のソファに座って待っていたまえ」
エイチくんは、ソファに座って待つことにした。
その前を、美人さんがやってきた。
エイチくんに気づくと、なにか言いたそうな顔をして
少年の前をウロウロしている。
自分に気があるのだろうか?
エイチくんは、ドキドキした。
こまったことに、エイチくんには
彼女がいたのだった。
そう言って断ろうとしたとき、
美女は叫んだ。
「あなた、わたしの帽子を敷いて座ってるのよ!」
エイチくんが会社に雇われたのは、言うまでも無い。
おっちょこちょい株式会社社長の
エヌ氏は、そっくり返っていった。
「アルバイトも、ある場合とない場合とがある」
あまりにキレイなギャグだったので、
エイチくんはマジメな顔でうなずき、
「それで、ぼくはなにをすれば?」
エヌ氏は、ギャグがウケなかったので
ガックリ来たが、
気を取り直して言った。
「待合室のソファに座って待っていたまえ」
エイチくんは、ソファに座って待つことにした。
その前を、美人さんがやってきた。
エイチくんに気づくと、なにか言いたそうな顔をして
少年の前をウロウロしている。
自分に気があるのだろうか?
エイチくんは、ドキドキした。
こまったことに、エイチくんには
彼女がいたのだった。
そう言って断ろうとしたとき、
美女は叫んだ。
「あなた、わたしの帽子を敷いて座ってるのよ!」
エイチくんが会社に雇われたのは、言うまでも無い。
その他
公開:23/02/08 05:00
SSnote
おっちょこちょい
株式会社
帽子を敷いて座ってる
カクヨムで『日々の事柄』を連載中。
2022年からエッセイストになるため修行しているが、
広島のサンモールで一部のエッセイが掲示されたことがある。
Novel Days では『Ingress――日常を冒険しよう』のPVが
13,000を突破している。
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