鍵穴を覗く
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丘の上には、洋館が建っている。あまり手入れもされていないようで、草は生え放題。不気味であり、近づく者は地元の人でもそういない。僕は洋館に興味があった。一体どのような人物が住んでいて、洋館の中で何をやっているのだろう。そんな好奇心は、日に日に増して強くなっていく一方だ。
洋館に近づいてき、門を開ける。ギイっと音がして重い門が開く。そこから入り口の前までいき、僕はインターホンを鳴らす。しかし洋館の主は出てこなかった。今度はノックしてみる。「すみません」と大きな声を出してみるが、反応がない。扉には大きな鍵穴があった。僕は鍵穴を覗いた。
するとそこには、大きな目がこっちを見ていた。
「うわあああああ」
僕は驚いて声をあげた。意を決してもう一度覗く。
「誰?何の用?」
「えっと、僕はこの辺りに引っ越してきて挨拶を……」
そう言うと鍵穴から小さな紙が落ちてきた。
「よろしく」と一言だけ書いてあった。
洋館に近づいてき、門を開ける。ギイっと音がして重い門が開く。そこから入り口の前までいき、僕はインターホンを鳴らす。しかし洋館の主は出てこなかった。今度はノックしてみる。「すみません」と大きな声を出してみるが、反応がない。扉には大きな鍵穴があった。僕は鍵穴を覗いた。
するとそこには、大きな目がこっちを見ていた。
「うわあああああ」
僕は驚いて声をあげた。意を決してもう一度覗く。
「誰?何の用?」
「えっと、僕はこの辺りに引っ越してきて挨拶を……」
そう言うと鍵穴から小さな紙が落ちてきた。
「よろしく」と一言だけ書いてあった。
公開:23/02/05 09:14
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