セルフガソリンスタンド
4
3
セルフガソリンスタンドに寄って給油していると、黒いシルクハットを被った男がこっちに近づいてきた。
「このスタンドには、人のあらゆる力を再び満タンにしてくれる機械があるらしい」
「なんだそれ?」
「例えば視力。落ちた視力も満タンにすれば目が見えるようになる」
「凄いな、それは」
「だろう?だが隠されていて、どこにあるのか分からない。そこで相談なんだが、あんたも一緒に探してくれないか?」
「わかった。いいだろう」
スタンド内を探し回ってようやく見つけた。機械の裏側にあるボタンだった。それを押すとスタンド内が振動し、新しい給油口が出てきた。
「これがカラクリか」
「おっ、兄ちゃん。やったな。ところであんた、何を満タンにしたいんだ?」
「俺か。俺はな、若さを満タンにしたいんだよ」
そうして俺は口に給油口を入れ、若さを入れた。しかしどんどん老化していった。若さではなく、年齢を入れてしまったようだ。
「このスタンドには、人のあらゆる力を再び満タンにしてくれる機械があるらしい」
「なんだそれ?」
「例えば視力。落ちた視力も満タンにすれば目が見えるようになる」
「凄いな、それは」
「だろう?だが隠されていて、どこにあるのか分からない。そこで相談なんだが、あんたも一緒に探してくれないか?」
「わかった。いいだろう」
スタンド内を探し回ってようやく見つけた。機械の裏側にあるボタンだった。それを押すとスタンド内が振動し、新しい給油口が出てきた。
「これがカラクリか」
「おっ、兄ちゃん。やったな。ところであんた、何を満タンにしたいんだ?」
「俺か。俺はな、若さを満タンにしたいんだよ」
そうして俺は口に給油口を入れ、若さを入れた。しかしどんどん老化していった。若さではなく、年齢を入れてしまったようだ。
公開:23/02/02 07:11
カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu
・SSG投稿作品1500作品突破
・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c
・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。
https://youtu.be/frouU2nCPYI
・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過
〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)
ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/
ログインするとコメントを投稿できます