カオルとキョウコ

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「どりゃ~。おりゃ~。」
「どうしたの?」
「護身術。」
「へー。急にどうしたの?」
「いやぁ。こんな世の中じゃん。自分の身は自分で守らないと、と思ってさ。どりゃ~。おりゃ~。」
「っていうか声だけ?」
「先ずは声出し。」
「護身術で、声出し?あんまり意味ないんじゃない?」
「あるよ。大抵、大声出せば相手は逃げる。それがダメでも誰かが助けてくれる。」
「へ~。そんなもんかね~。」
「ホラ、アンタもやる。」
「えー。なんで、私もやらなきゃいけないのよ。」
「アンタ、性格は男だけど、顔はまあまあ良いんだから。気を付けなよ。」
「それって誉めてる?」
「最大級。」
「大丈夫。そんな時はキンタマ蹴り上げれば一発よ。」
「確かに。アンタは躊躇しないでやりそう。」
「まあね。ハハハッ!!」
青春
公開:23/02/01 18:42

ソフトサラダ( 埼玉 )

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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。 
 

 

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