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「マスター今日は」
「やあいらっしゃい」
「この間、小説を作りたいと言ったでしょ」
「はい」
「作りながら考えたんだ。“役に立つ話”を作ってみたい。じゃ、一体どんな役に立つのかって」
「ほぉ」
「たとえば、話が意外な展開になると、関心がわいて、ストレスを忘れる」
「そうですね」
「するとリラックスできて、役に立つね」
「つまり道具のような話、ですね」
「うん、ミステリーに多いと思うけど」
「ですね」
「じゃ、ホラーはどうだろう。はたして役に立つか、って」
「うーん。あッ」
「どうかした?」
「今、カクテルを飲まれる前に、小さなクモがグラスに落ちましたよ」
「えっ!」
マスターはニヤッとした。
「冗談です」
「なぁんだ」
「今、ホッとしてスッとした顔されてます」
「怖いよ」
「だから、怖い話も“道具”だと思います」
マスターはいたずらっぽく言った。
「ストレス解消の道具、ですよね」
「やあいらっしゃい」
「この間、小説を作りたいと言ったでしょ」
「はい」
「作りながら考えたんだ。“役に立つ話”を作ってみたい。じゃ、一体どんな役に立つのかって」
「ほぉ」
「たとえば、話が意外な展開になると、関心がわいて、ストレスを忘れる」
「そうですね」
「するとリラックスできて、役に立つね」
「つまり道具のような話、ですね」
「うん、ミステリーに多いと思うけど」
「ですね」
「じゃ、ホラーはどうだろう。はたして役に立つか、って」
「うーん。あッ」
「どうかした?」
「今、カクテルを飲まれる前に、小さなクモがグラスに落ちましたよ」
「えっ!」
マスターはニヤッとした。
「冗談です」
「なぁんだ」
「今、ホッとしてスッとした顔されてます」
「怖いよ」
「だから、怖い話も“道具”だと思います」
マスターはいたずらっぽく言った。
「ストレス解消の道具、ですよね」
その他
公開:23/01/29 14:45
更新:23/01/29 14:50
更新:23/01/29 14:50
ミステリー
ホラー
小説
喫茶店
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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