空飛ぶお父さん

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彼氏のハジメ「あれは何だ!UFOか?」
私「違うよ。私のお父さんだよ。」
ハジメ「えっ?あの高速で上空をジグザグに飛んでいるアレだよ?」
私「そう。だから私のお父さん。」
ハジメ「えっ。だって今日は挨拶に伺わせて貰う約束だよね。」
私「そう。だからお父さん、舞い上がっちゃって。朝からああなの。」
ハジメ「ああなの。って娘の彼氏が家に来るって時に?」
私「ハハッ。気にしないで。いつもの事だから。」
ハジメ「いつもなの??」
私「そう、いつもの事。お父さ~ん!早く降りてきて~。ハジメ君、来たよ~。」大声で空に叫ぶ私。
「今、行くよ~。」と父。
唖然としているハジメ。
父「いや~。ハジメ君。初めまして~。父です!!」
ハジメ「どうも。」
父「ハジメ君は空飛ぶかい?」
ハジメ「いや~。空は~。」
父「若いのに浮かれてないな。ハハッ」
私「お父さん、やめてよ~。ハジメ君、困ってるじゃない。ね~。」
ファンタジー
公開:23/01/28 15:41

ソフトサラダ( 埼玉 )

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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。 
 

 

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