読書家

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読書が好きで寝ても起きても本を手放さず、いつも読む事が生きがいの男がいました。
仕事の休憩時間も外出時もスマホならず、手にするのは本です。
本が好きになったきっかけは、小学校時代に貰った誕生日祝いがきっかけです。
友はゲームやテレビ、漫画に夢中になるなか読書三昧の日々です。
その後はウエッブ時代になっても電子書籍を嫌い、頑固までに活字の本には実態があると信じ本屋や図書館通いをやめません。
これを聞いた本の神様は表彰状を送ることにしましたが、表彰式当日になっても読書に夢中になり出席を忘れてしまう始末でした。

家の中にも本が山積みになり、全ての本箱は皆一杯で置き場に困る程です。
本の重さで敷居がきしみ戸もスムーズには開きません。
周りの人は一度業者に引き取って貰い、空いたスペースに新刊書も綺麗に並べられるよと助言するも、全ての本には愛着があり一冊すら手放せないと主張し、本達もニッと笑った。
ファンタジー
公開:23/01/16 14:43

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