夢の話

「僕は子どもが大きくなったら、一緒にお酒を飲むのが夢なんだ」

そう語る新米パパさんに私は契約内容を今一度確認してもらう。
お酒の銘柄。どの年齢で飲むか、もしくはどのタイミングで飲むか。どういうシチュエーションをお好みか。細かいけど、夢というのなら最高の状態で見て欲しいから、こちらも抜かりがないよう確認する。
確認が終わると見積もりの提示。今現在のお酒の価格。場所のセッティング代。それらを今現在の金額で見せてみた。
「へ～、僕の願いを叶えるのに今ならこの金額で出来るんだ。それじゃ、お願いしようかな」
判子を押してもらい、契約は成立。
私は依頼人の新米パパさんに夢の保証書をお渡しする。
この保証書を当社に提出して頂ければ、依頼人の夢を叶えるよう尽力いたします。そう約束する。
当社は夢の前払いが出来る会社です。物価高騰している中、将来の夢を叶える為、貴方も夢の先行投資してみませんか？