合いの手
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新しいヘッドフォンを買った。中古だけど良いやつだ。早速、音楽を聴いてみる。とてもクリアなサウンドが聞こえ、重低音も良い。満足した。とても良い買い物をした。そう思ったが、曲が間奏に入ると、合いの手が聞こえてきた。
「はい!!はい!!あっ!!それ!!それ!!」
「な、なんだ!?合いの手なんてCDから聞こえなかったぞ」
今度は別の曲を聴いてみる。それでも間奏で合いの手が入ってきた。
「はい!!はい!!はい!!はい!!へい!!へい!!へい!!」
「やめろよ。変な合いの手入れるな!!誰だ!!」
「ヘッドフォンを買ってくれてありがとう。俺はヘッドフォンの妖精」
「はあ?妖精だと?」
「そうさ。お前が聞く音楽全てに合いの手を入れてやる。大丈夫。歌ってる部分の邪魔はしない。間奏の間だけ合いの手を入れてやる」
「ってことは、お前。クラシック聴く時は……」
「ご名答。もうどんちゃん騒ぎだから覚悟しろよ」
「はい!!はい!!あっ!!それ!!それ!!」
「な、なんだ!?合いの手なんてCDから聞こえなかったぞ」
今度は別の曲を聴いてみる。それでも間奏で合いの手が入ってきた。
「はい!!はい!!はい!!はい!!へい!!へい!!へい!!」
「やめろよ。変な合いの手入れるな!!誰だ!!」
「ヘッドフォンを買ってくれてありがとう。俺はヘッドフォンの妖精」
「はあ?妖精だと?」
「そうさ。お前が聞く音楽全てに合いの手を入れてやる。大丈夫。歌ってる部分の邪魔はしない。間奏の間だけ合いの手を入れてやる」
「ってことは、お前。クラシック聴く時は……」
「ご名答。もうどんちゃん騒ぎだから覚悟しろよ」
公開:23/01/08 08:59
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