安楽死法案１

　昨年度、ついに年間自殺者が30万人を突破した。
「若者に死を選ぶ権利を」「人生に疲れたら安楽死を」というハッシュタグがSNSのトレンドに上がりはじめた。
安楽死は人生に疲れた人、自殺願望をもった若者から絶大なニーズがあった。自殺願望を持った若者の大半は全財産も失ってもいいので確実に安楽死したいと考えている。

ある科学者の長年にわたる研究により、眠りとともに苦しまずあの世へ行け、さらに遺体がそのまま灰になるという安楽死装置が開発された。安楽死装置は個人で保有すること、企業がビジネスの目的で所有が固く禁じられており国家によって厳重に管理されている。

それらを受け、安楽死法案が閣議決定されようとしている。
思惑として、長期の不況により、国の財源が枯渇されているｇ
自殺者の財産を死ぬ前に、国に寄与させ国の財源として、有効活用させるという目的である。

２に続く