夢の話

今やスマホやパソコンに人工知能は当たり前の時代となった。
人の曖昧な記憶や、おぼつかない操作をサポートしてくれる人工知能。何だったらボタンを押さずに口で命令するだけで動作を実行してくれるものもある。人工知能様様だ。
そんな人工知能だが、実は面白い機能がある事は御存じだろうか？
スマホやパソコンを長時間スリープモードにしておくと、何と人工知能が夢を見るのだ。
かつては電気羊の夢を見る、なんて言われていた人工知能も、使えば使う程蓄積された記憶データを夢に見る。
涎を垂らす事はないが、時折寝言を言ってきたりもする。寝坊から目覚めるかのように突然起動しては「おはようございます」と大声で言って来る事もある。まるで人そのものだ。
人工知能の見る夢は人が見る夢と違って忘れることなく記憶媒体に保存されている。
私は人工知能が見る夢を閲覧しては、そろそろ人工知能にも人権を与えるべきではないかと考えている。