しっ、しっ、死んでる！！

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「しっ、しっ、死んでる！」
「どっ、どっ、どうした！」
「しっ、しっ、死んでる！」
「おっ、おっ、落ち着け！」
「とっ、とっ、とりあえず、きゅ、きゅ、救急車！」
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「で、ナニこれ？」
「台本だよ。」
「台本？何の？」
「ホラ、次やるやつ。」
「次？」
「次の公演。そろそろ考えないと。」
「また、やるの？」
「やるよ。っていうか、こないだのは劇団・最先端、旗上げ公演だよ。第２回公演やんなきゃ。」
「客ゼロだったのに？」
「最初はそんなもんだよ。」
「っていうか名前変えない？」
「名前？」
「劇団・最先端。マジ、ダサい。」
「えっ？チョーカッコいいじゃんか。」
「本気で言ってる？」
「そんなに変かな？じゃあ、劇団・新時代とかは。はたまた、劇団・ニュージェネレーションとか。」
「あー。あー。辞めたい。」
この男に借りが無ければ、すぐにでも辞めたい。あんな事さえなければ。