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俺「裏山で死体が。」
タケシ「裏山?どこの?」
俺「裏山だよ。学校の。」
タケシ「学校?どこの?」
俺「どこって。島には学校は一つしかないじゃないか。」
タケシ「はぁ?何の話?」
俺「オレたちの母校の、あの島の小学校だよ!」
タケシ「島?母校?小学校?なんの話だよ。」
俺「忘れたのか?」
タケシ「忘れた?何を?俺たちが出会ったのは埼玉の高校だろ?」
俺「えっ?」
タケシ「頭でも打ったのか?大丈夫か?お前帰国子女って言ってたよな。確か中学まで、ニューヨークに住んでたんじゃなかったっけ。高校で初めて出会った時、ほとんど日本語、喋れなかったじゃないか。それに、なんか今日、変だぞ、ユミ。言葉遣いも荒っぽいし。」
俺「えっ?」
裏山の死体。島の記憶。訳がわからない。ユミ?俺はいったい誰だ??
公開:23/01/10 10:42

ソフトサラダ( 埼玉 )

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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。 
 

 

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