弔い合戦

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勇者たちが力を合わせて、モンスターの親玉を倒した。勇者たちは世界の英雄となった。
しかしモンスター側からしたら、面白くない。自分たちだって人間たちとの共存共栄を図ろうとしていたのである。ただ自分たちは見た目が良くないから悪く思われる。それに人間たちは政治経済が共に混乱状態で、政治家への批判の声も高まっていたから矛先をかわそうとした面もあったのである。
こちらを攻めてくるモンスターを倒すぞと煽れば国民の士気も高まるし、政治家の人気も出る。経済的にも最新の武器を作り、売ってそれを使ってもらって壊れるか消耗して買い直せば景気回復にもつながる。乗り物や家庭用品などの、日常品の文明も発達する。
モンスター側はスライムを刺客として送った。油断している勇者の首筋を切り葬り去った。スライムはモンスター側の英雄となった。
モンスターと人間の全面戦争となった。だが自殺率は減るし文明は発達するから良い面もある。
ファンタジー
公開:23/01/03 23:48

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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