大相撲・高山寺場所

「本日もやって参りました。今回はどのような取り組みが見られるのでしょう？」

「１２年に一度の大勝負。高山寺の鳥獣戯画、兎と蛙が睨み合っております」
『今年の初場所にふさわしい取り組みですね。蛙は今年も勝ちを確信して大合唱。兎にとっては耳障りな声でしょう』
「いやいや。聞けば兎はこの１２年間、亀の下で重いものを運び、下半身を徹底的に鍛えたそうです。修業中、兎は嘲笑の的だったと聞きます。この程度、どこ吹く風です」
『この戦い、地上波で見れないのが残念ですね。私も容量の確保に苦労しました』
「お正月休み、通信量を使い過ぎて早くもギガが少ないという人、多いでしょう。ギガ、残ってますか残ってますか？」
『おお！今年はついに兎が勝ちました。決まり手は卯羽手投げです！』
「勝負は一瞬。ギガ…いや、目が離せない一戦でした」

「本日も見事な取り組みでした。次回は来年の龍虎相搏つ大一番でお会いしましょう」